意思表明はしておくと良い

ナイトウです。

今回は、意思表明をしておくと良い
と言う話をします。

以前、「仕事があれば宜しくお願いします!」
と言うことについてあれこれ
僕の考えをお伝えしたんですが、

“使うタイミングがある”

と言う話をしましたね。

じゃぁどこで使ったら良いのよ?

と言う話ですが、

基本、ポジティブなシーンで使う

がこれが原則です。

————————-

新しいことをやりたいから
チャレンジしたいから
もっと成長したいから
この業界を変えたいから

————————-

などなど、こんな風に
ポジティブな状況で言うセリフなんです。
「仕事があれば、宜しくお願いします」と言うのは。

決して、ネガティブなシーンで使うものではありません。

————————-

お金がないから
生活に困っているから
今、やばいから

————————-

もしそれを相手が知っていて、
あるいは、そういう文脈でそのセリフを使ってしまって
仕事が来た場合は、

かなり慎重になった方が良い、と僕は思います。

と言うのも、こういう状況の人は
仕事をくれた人に対して、
壮絶な感謝をするとともに、
依存体質になりがちだからです。

僕はそういう人達を、かなり沢山みてきました。

そして、そういう人たちは、
あまり自覚的ではありません。
しかも、仕事をくれた人から離れることに
異様に恐怖を感じるわけです。
ここまでくると、健全な関係じゃないですよね。

「なぜだろうなぁ」
といつも思うんですが、
おそらく依存している感覚がないんでしょう。

・自分はうまく行っている
・うまく立ち回れている
・その人に気に入られている

そんな風に感じてしまうのかもしれません。

そんなネガティブなシーンで、
「仕事をください!」
と言ってしまうような状況で、
しかも運よく仕事をくれるような
情けをかけてくれる人が周囲にいたとすれば、

それは、不幸中の幸い、なのかもしれません。

ですが、フリーランスとして
最も居続けてはいけないポジションです。

仮に仕事が来なくなった時、
その仕事をくれなくなった人を
どんな風に攻めるのか、想像するのは
そこまで難しくはありません。

この辺りは、目の当たりにしないと
想像しづらいことですが、
そう言う残念なことが起きやすくなるのが
依存体質です。

もし、そんな状況になっているとすれば、
注意が必要かもしれません。

さて、ネガティブな話はここまでにして、
ポジティブな話でいきましょう。

「仕事があれば、宜しくお願いします!」

これに関する、近いセリフたちは、
ポジティブな状況で活きるものです。

また相手が長期的な人材育成として
考えてくれている人の場合

という前提条件もつきます。

「都合よく使ってやろう」という人に
使ってダメなことはありませんが、

相当うまくやらないと、
後々トラブルになることが多いので、
相手を見極めた方が良いかなとは
思います。

で、長期的な人材育成として、
考えてくれる優秀な方に

「仕事が欲しい」
「こんなことがやりたい」

と、意思表明をすることは
すごく重要なことです。

というのも、
基本的に意思表明をしないと
「その人が何がやりたいのか?」が
わからないからです。

いやいや、別にその人には
関係ないじゃん

と思うかもしれませんが、
そう思ったとすれば、
もうちょっと周囲を見た方が良いと思います。

できる人間ほど、周囲がやろうとしていること
目指していることをはっきりを把握していますし、
把握しようとします。

だからこそ、長期的なことを考えてくれる人を
前提条件にしているのはこの点がすごく大きいんです。

往往にして、優秀な方ほど、今関わっている人が、
どんなことを将来にわたってやっていきたいか?
を意識してくれます。
(逆に、都合よく使いたいと考える人は、
聞くだけで何もしません。
それこそ、俺には関係ない、です:笑)

ですから、自分はこんなことをやりたいんだ!
ということを

「ダメ元でもいいから、意思表明しておくこと」

が後々の未来に影響を与えます。

優秀な人は、いろんな人脈を持っていて
いろんなところから仕事が舞い込んでくるような
状況にあることがほとんどです。

もしかしたら、頭の片隅に
覚えておいてくれて、

「こんな仕事があるんだけどやる?」

みたいなことが、ぽっとくることが
出てきます。

優秀な人は、そんな風に
人を育成していくことに慣れていますし、
そういうスタイルが最も人が育っていくことを
知っています。

ですから、意思表明をしつつ、
そういう未来に繋がる話題が出た時に、
全力を出せるように、
日々を丁寧にいきていくことが重要だと
僕は思うのです。

普段の仕事では、
自分の出来る範囲の仕事をやることが
ほとんどのはずです。

ですが、さらにそこから、
一歩でも二歩でも成長をしていけるような
仕事をくれるのは、間違いなく、
自分の周囲にいる”すごい人”です。

そんな人たちに追いついていくためにも、
自分ができることを表明しておくことはもちろん、
自分が今後やっていきたいことも
表明しておくことはすごく重要です。

言うだけはタダです。

あとは、仕事をくれるだけの信頼を
寄せてくれるかどうかは、
その人の日々の行動ですし、
仕事の仕方です。

そうやって考えると、
“言葉”というものは、
本来ネガティブな方向やシーンで使うのは
あまりよくないということが
なんとなく見えてくるはずです。

ある人が、こんなことを言ってました。

—————————-

言葉は「ポジティブ」な表現を
するために生まれた。

でも、そのポジティブさを
表現するには、反対のネガティブさ、がないと
ポジティブさを自覚することはできない。

だから、ネガティブな言葉がある。

でも、本来はポジティブを表現するために
使うものだから、そこを履き違えない方が良い。

—————————-

と。

日々、行動で示し、
意思表明などの言葉は
ポジティブに。

そんな風に
日々のやれることを丁寧にやり切りつつ、
未来を語れる人になれると、
自分が思っているよりも
早く成長できると思います。