アイデアより人

ナイトウです。

こんにちは。
よく何かを成すときに
勘違いされることがあります。
それは
「よいアイデアがあれば、物事がうまくいく」
という勘違いです。
会社員時代で、ある程度、すでに方向性が
同じである人たちとチーム戦を中心にやってきた経験と
フリーランス時代で方向性が比較的バラバラになりがちな
チーム戦の経験からしても
どんなに素晴らしいアイデアでも、
それを最終的な形にするチームがなければ、
アイデアはただの絵に描いた餅になるものです。
それはたった二人で構成させる
少人数のチームでも同じですし、
何百人と関わるチームでも同じです。
これまで僕は色んな人とチームを組んできましたが、
アイデアが良いからといって、結果、すばらしいものに
なった、というものは、残念ながら多いとは言えません。
素晴らしいアイデアを持っていたとしても
二流のチームに渡しても、形になるときには、
微妙になりますし、

よくあるアイデアだったとしても、
一流のチームに渡すだけで、そこからさらに
良いものにレベルアップさせることができます。
ここを質の高いチームにいたことがあればあるほど
これは経験的に実感できるはずです。
僕は幸か不幸か、そのどちらも経験があります。

チームを組んでいるのに、
誰も一人チームとして動く意識の人がいない
というようなチームにいたこともありますし、

全員が同じ方向に向いて、予想以上の
相乗効果で力を発揮するチームにいたこともあります。

両方の経験をしてきて思うのは
チームがいい感じになるかどうか?は、
たった一人が責任を追うものではない
と思ってますし、一方で全員の責任だ、
とよくある感じで終わらせられるものではないと思うのです。
チームには必ずリーダーがいますし、
マネジメントする人がいます。

チームの場合は、どうしてもこの
リーダーやマネジメントする側の人の
器量が大きくかかわってきます。
メンバーが素晴らしい仕事ができるような
環境づくりが如何にできるか?

そういう視点がなければいけませんし、
自然とそういう流れができるような
ものにして行く動き方が必要です。

またメンバーそのものも
自分だけ良ければ良い、という発想が
如何にチームを壊すか?という認識を
持てるかどうか、も重要なポイントだと思うのです。

そういう意味では全員の責任でもあるし、
リーダーの責任でもあるし、
マネジメントの問題でもあると思うのです。

そこをわかった上で、僕らは
如何に最高のチームが作れるか?
を考えて行く必要があると思っていますし、
その上で、アイデアを最高の形に
して行くための活動に落とし込んで行く
必要があると思うのです。
と、僕はこんなことを書いていますが、
良いチームにいた経験はありますし、
良いチームを運営してきた経験はありますが、
ゼロからチームを作り出し、
良いチームにしていった経験はありません。
ですから、チーム立ち上げに関しては
良いアプローチについて書くことはできません。
それでも良いチームでい続けるには、
関わるメンバーが居心地がよく
そして環境が整っており、
風通しが良く、気軽に連携できる
雰囲気だということは理解しています。
もちろん、他にもありますが、
すでにチームを組んでいる場合であれば、
まずこういう点を意識して行くと
良いチームの姿が見えてくるはずです。
そして、立ち上げに関していえば、
きっとそれとはまた別の「何か」が
必要です。

何れにしても

アイデアよりも人
ビジネスモデルよりも人
僕はそう考えているので、
最高の仕事や成果を出す上で
アイデアなんかよりも
チームのレベルアップの方が
優先順位が高いと思っています。
一時的なキャッシュを生んだり、
一時的な爆発力を優先するなら
別にチームのことなんか考えない方が
間違いなく早いです。
それこそ、
能力のある人にお金を渡して、
高い成果物を納品してもらえれば
良いだけですから。
でも、それはチームとは言いません。
そして、結果ここをおろそかにし続けて
アイデアばかりに目がいってしまったり、
ビジネスモデルばかりに目がいってしまうのは、
すごく残念なことだと思ってますし
最高のものは作れません。
最終的に長続きもしないでしょう。
これは確実に言えることです。
毎回毎回、新しい何かを
生み出して行く、という
刹那的なものであれば、
いいかもしれません。
チーム経験がない人は、
アイデアみたいなものに
目が奪われているような感覚がありますし、
いいアイデアさえあれば、どうとでもなる、
とさえ考えているように感じます。

チームというのは、人で構成されていて、
よいチームは人との相互作用で、
びっくりするくらいの力を発揮できるすごいもので、
大きな成果を出すなら必ず必要になるものです。
まず何か形にならないと思ったら
そこにいる「人」を見ましょう。

何かをおそろかしていると
きっとどこかで全部かえってきます。
チームとは、そういうものだと思うのです。

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