ここでは動画や音声を撮影・収録する際に使えそうなオススメの機材を紹介します。
完全初心者向けに書いています。
まずは、比較的手が出しやすそうなものをピックアップしてみました。
ある程度、クオリティを求めたい場合は、よい機材をきちんと準備する方がよいですが、
とりあえず低価格でいいから、始めてみたい人向けです。
興味があれば読み進めてくださいね^^
まず選択肢を知る
動画を撮る場合、どんなカメラの種類があるのか?をざっくり知っておきましょう。
今回は、初心者が使うだろう機材範囲でざっと大きく3つに分類してみました。
1:スマホ
2:ホームビデオカメラ
3:一眼レフ/コンパクトデジカメ
大きくこの3種類に分けられます。
では、それぞれ詳細を見ていきましょう。
1:スマホを考えてみる

動画を撮影する場合、「ビデオカメラ買わなきゃ」と思うかもしれません。
しかし、2,3万の安めのビデオカメラを買うよりは、iPhoneを動画撮影として使う方がずっと性能がよいこともあります。
なので、まずは動画を撮るなら、手元にあるスマホから考えてみましょう。
動画撮影でスマホを使うなら、断然iPhoneです。最新版でなくても5とか6sでも十分です。
(iPhoneがなければ、手持ちのスマホでもよいでしょう。)
iPhone

スマホなら断然iPhoneです。
ただ、スマホの動画撮影で問題になるのは、
- 望遠が使えないこと
- 長時間撮影に向いてないこと(バッテリー、データの容量、熱など)
が考えられます。
望遠が使えない、という点では、スマホ用のレンズを購入すれば、望遠も活用することができます。
しかし、現実的にそこまで活用するシーンは少ないでしょう。(興味あれば、買ってみてください:笑)
だって、いちいちはめ込むのも面倒なんですよ:笑
実際に僕はいくつか買いましたが、使う時になって「わざわざレンズをはめ込んで使う」という、ちょっとしたことが使わない理由になって、宝の持ち腐れでした:苦笑
スマホだけで頑張るんだ!という人なら、活用できるかもしれませんね^^;
また、撮影時間に関しては、10分や30分程度の、短めな撮影であれば、なんら問題はありません。
たとえば、1時間とか2時間とか撮るようなセミナーのようなものであれば、厳しいでしょう。
できないことはないですが、途中で止まってる、なんてこともあり得ます。
Youtubeにアップするような、短い動画であれば、スマホで十分です。
どんな動画を作りたいか?によりますが、まずは手持ちのスマホを使って、一度動画を撮ってみてください。
それで十分だ!と思えたら、儲け物です。
お金をかけずにできることから、始めてみましょう。
スマホを使う場合にあった方がよい三脚
スマホを動画で使う場合に事前に準備しておいた方がよい機材として
スマホ用三脚があります。
僕はこちらをお勧めします。
スマートフォン用スタンド グリップタイト ゴリラポッド
理由は、足が自由に可変させることができるので、場所を問わないということが一番大きいですね。
固定された三脚でもよいのですが、シーンが限られてしまいます。
卓上でしか使わない!というのであれば、固定三脚でもよいでしょうが、どんな使い道か?が決まってない場合は上記の三脚がよいでしょう。
スマホ用のマイクは必要?
動画を撮る場合、実はマイクってかなり大事です。
ですが、基本、スマホの近くで喋る分には不要です。これもまず撮ってみてください。
劇的に変えたい場合は、ガンマイクやピンマイクを活用する方がよいです。
あくまで低予算で抑えたい!という場合は、下手なマイクを買うよりは、ピンマイクを付けた方が単純に聞こえやすくなります。
2:ビデオカメラを考えてみる

スマホで満足できない場合は、ホームビデオカメラを考えてみましょう。
ホームビデオカメラのよいところは、動画を撮る前提である、ということです。
ですから、スマホと違って長時間撮影もできますし、データの容量もSDカードなどで増やすことも可能です。
動画を撮ることに特化している分、活用しやすい、という点が強みでしょう。
しかし一方で、わかりやすいできないことは
ぼかしができないこと
これですね。レンズが変更できないとぼかす条件を満たしづらいんです。
「Youtuberみたいな動画を作りたい!」と思っているのであれば、次に解説する「レンズ交換式のカメラ」を活用する方がよいです。ホームビデオカメラの場合は、基本、背景もピントが合ってしまうことが多いです。
ぼけたいい感じの動画が撮りたいんだ!という人には向きません。
その分、長時間の撮影もできるので、セミナーなどの撮影には向いています。
お子さんの撮影とかでも使えます。
一眼レフカメラでもそうですが、ビデオカメラでもいきなり新品を購入するのではなく、中古から入るほうがお金も節約でき、そこそこの性能のカメラも手に入るのでオススメです。
初心者オススメのビデオカメラ
2〜3万程度のホームビデオカメラを買うくらいなら、スマホのほうが良いので、
ホームビデオカメラを買うなら、せめて3〜5万程度は出した方がよいです。
それくらいであれば、どの機種でも大体いい感じのビデオカメラが出回っています。
拡張性という意味で、注意すべき点があるとすれば、
・外部マイク端子が付いていること

だいたい赤色の丸い端子がマイク端子
でしょうか。この外部マイク端子が付いてい無いと、後で「後付けマイクをビデオカメラにつけて音質をよくしよう!」としたときにできなくなってしまいます。
そういう点では、外部マイク端子がついていることが多い
SONY、CANON、Panasonicあたりがよいのではないでしょうか。
また4Kである必要は全くありません。
編集が大変(データ容量が大きくなり、パソコンの性能が必要になる)になるだけなので、ネットだけで動画の利用を考えているのであれば、やめておいたほうがよいでしょう。(機能がある分には問題ありません。)
ホームビデオカメラなら、一度、近くの電気屋さんにおいてあるので、店頭で実際に触ってみることをオススメします。
一応、お勧めだけ紹介しておきます。新しいのであれば、どれ選んでもそんなに変わらないです。
SONY HDR-CX630V

これも比較的古い型ですが、空間手振れ補正を搭載している優秀なカメラです。
もともとは8万くらいのものですが、これもヤフオクやamazonの中古で4〜5万であります。
手持ちの小型カメラくらいであれば、この程度でも十分セミナー撮影や対談撮影は可能です。
ただ、レンズが取り外しできないため、背景も含めてピントが綺麗に合います。
(基本、背景はぼけません。)
価格帯:
¥38,000〜¥50,000(中古)
CANON iVIS HF-G10

かなり古いビデオカメラですが、ちょっとしたセミナー撮影などであれば十分使えます。
もともと15万くらいするものですが、ヤフオクやamazonの中古で、4万ほどで出回っているはずです。
後継機のG40などと比べるとやや機能は落ちますが、まだまだ使用できるカメラです。
レンズ交換式ではありませんがコストパフォーマンスとしてはよいのではないでしょうか。
ただ、レンズが取り外しできないため、背景も含めてピントが綺麗に合います。
(基本、背景はぼけません。)
価格帯:
¥120,000(新品)
¥50,000前後(中古)
3:写真用カメラを考えてみる。

最後に、写真用のカメラを考えてみましょう。
すでに写真をやっていて、一眼レフをもっている!デジタル一眼カメラを持っている!という場合で、比較的新しいカメラであれば、動画撮影機能が付いています。
まずは、動画撮影機能が付いているか?を確認してみましょう!
もし付いていれば、今すぐにでも動画を撮ることができますよ☆
写真用カメラの場合は、レンズ交換ができるので、レンズを変えるだけで背景を簡単にぼかすことができます。
基本、youtuberがよく使っているカメラは基本、デジタル一眼のカメラです。
一眼レフカメラと、デジタル一眼カメラ(コンパクトデジカメ)のどちらが動画に向いているか?といわれると、
デジタル一眼カメラですが、動画を撮り始めるなら、あまり気にしなくてもよいです。
新規購入する場合は、デジタル一眼カメラを選ぶようにすると良いでしょう。
画素サイズに関しても、フルサイズである必要性はないので、フルサイズではない一つ小さめの小型サイズのデジタル一眼がお勧めです。
こちらも新品をいきなり購入するのではなく、型落ちの中古から手に入れると、予算を抑えつつ、性能が良いものが手に入るはずです。こちらも念のため、お勧めを紹介しておきます。
SONY α6000

こちらはキットレンズで8万ほどなのでX7よりは値が張りますが、
写真ではなく、動画を撮りたいのであれば、こちらがよいでしょう。
SONYなので、あまりレンズの種類が多くないというのが難点です。
価格帯:
¥55,000前後(本体のみ:新品)
¥35,000〜45,000(本体のみ:中古)
CANON EOS Kiss X7

ダブルズームレンズキットで5万円くらいで買える一眼レフカメラです。
とりあえず予算抑えめで動画撮りたいのであれば、このあたりがよいのでは。
価格帯:
¥50,000前後(本体+レンズ2つ:新品、中古)
パソコンの画面を動画として収録する場合のマイク

動画を撮影するのではなく、パソコンの画面を動画として収録する場合に必要なマイクを少しだけ紹介しておきます。
まず、Windowsのパソコンの場合、マイクは必須です。買いましょう。
Macの場合は、内蔵マイクがあるので、とりあえずそれで収録することは可能です。
もうちょっとクオリティをあげたほうが、それっぽくなるので、マイクは準備してください。
さて、マイクに関しては、できるならお金をかけて欲しいんですが、とりあえず低価格帯でほしいな、と思っているのであれば以下で紹介するようなヘッドセットで問題ありません。
ただ、「1万円以下のマイクは正直よくない」と頭の片隅に置いておいてください。
ちなみに¥2,000以下のマイクはiPhoneの内蔵マイクよりも性能は間違いなく悪いですよ:苦笑
買わないでくださいw(値下げされてるならまだいいですが。)
サンワサプライ MM-HSUSB10SV

価格帯:¥5,000程度
購入するなら、USB接続タイプのほうが使い勝手はいい。マイク端子が付いてないMacなどのパソコンでも使える。
サンワサプライ MM-HSUSB17BK

価格帯:¥3,600程度
こちらもUSBタイプ。値段は若干安め。同じ型番でなくても似たような値段のものは大体近い音質なことが多い。
極端に安いと、ひどい音しか撮れないので、音声コンテンツを作りたいなら、きちんとしたものを準備するほうがよいです。
サンワサプライ 400-MC002

価格帯:¥9,500程度
こちらもUSBタイプのものです。
ちょっとラジオみたいなことをやってみたいな、と思うのであれば、こんなのもあり。
決して「よい!」とは言えないけど、初心者なら十分なクオリティで収録してくれる。
耳が慣れてきたら、きちんとお金をかけたいところ。
おわりに
いかがだったでしょうか?
「すでに動画を作ってるよ!」という方であれば、「物足りない」というか、こんな性能のやつを紹介するのか!?と思ったかもしれませんね。逆に全く知らない人であれば、かなり参考になったはずです。
まずは是非、身近にあるものを使いこなすところから始めてみてください。
今は自由に動画を作れる時代になったんですから、使わない手はないですよ^^