アニメ業界について考えてみる:#7 表現方法とコンテンツと海外?

アニメはそもそも広告である、

というスタンスに立ち戻ったとして考えてみる。

それをベースに考えると

誰に対する広告なのか、

どういう広告として使うのが一番適切なのだろうか、

ということを考えていくと、大きなヒントがあるのかもしれない。

先日、ネットでたまたま見つけたまとめを

読んでいて、ヒントになるようなものを見つけた。

アニメ業界の労働問題と、海外展開についての持論です(あくまで個人的意見です)
https://togetter.com/li/1118920

詳しくはリンクを見るとわかるのだけれど、

海外展開による、日本の広告として活用する、という手。


これに関しては、なんとなくわからないではない。

確かに日本のアニメは海外に対してよい評価を得ている感はある。

 

僕自身は噂でしか聞かないから、実際のところよくはわからない。


以前、シンガポールでやっていたイベントに何回かお邪魔させてもらったことがあるけれど、

確かに海外勢は日本のアニメというか、

同人活動系にも興味関心はあるような感じはするし、

国によってはこれから盛り上がる感じがするイメージは持っている。


潜在ニーズは多くあるのかもしれないし、

海外に何か持ち込むと大きな動きがでるのかもしれない。

こういう部類は日本にいると

よくわからないので、きちんと見定めをするのであれば、

ある程度、海外に行って実感を持たないと判断はできないように思う。


海外の評価といえば、

以前、トリガーが作っていた

「リトルウィッチアカデミア」の続編の流れとかが

その可能性を見出す一つの手がかりなのかもしれない。

とふと思ったりする。

あの作品は、アニメミライ用の作品だったけれど、

全編字幕化されて、海外で評価されてからの

クラウドファンディングで6千万円を1ヶ月くらいで

集めたみたいな流れがあった。

ソースはここ
https://akiba-souken.com/article/17242/

具体的にどういう経緯で、こういう風になったのか?

内訳はどうなのか?というのは正確には把握していないし、

あのケースで、しかもクラウドファンディングという

前提条件決まってしまう媒体で物事を考えるのは難しいと思うのだけれど、
(クラウドファンディングは実績や期待感、確実性ありき)

海外の日本のアニメへの見られ方は、

一つの大きな可能性のようには思える。

アニメを作っていて海外展開は誰しも一度は考えることだ。

とはいえ、それがどういうアプローチだと受けがいいのか、

そもそもどういう市場なのか、こういう部分も含めて考えている人はいるんだろうか。


もしそういう人がいれば、会って話がしてみたい。

————-

これはアニメではないけど、日本ってすげぇ、みたいな映像は

たとえば、

「IN JAPAN」もあったし
https://vimeo.com/160301271

「山陰」
https://www.youtube.com/watch?v=f-Bgx6JK1Vw

もある。


「日本」というコンテンツが決して悪いというわけではない

証明になるだろう。

要するに見せ方の問題ということになる。

 

先ほど出したまとめ記事の発信者は

こういう流れの一つにアニメというものを考えているのかもしれない。

上記のコンテンツ(IN JAPANとか)そのものは

「日本そのもの」だけれど、「アニメ」そのものが

日本を知ってもらう媒体として機能するのだろうか。

そこはよく分からない。

興味がある人は多そうではある。

アニメは、あくまでツールの一つであって、

コンテンツそのものではないように思える。

 

その辺りは、微妙なラインだ。

 

それこそ、能とか歌舞伎とか、伝統芸能に近い感じもする。

 

これらはもともとは表現方法の一つで、

ツールとして存在していたはず。

情報量をそぎ落として、記号化して、フルではない、リミテッドで表現し、魅力を最大限に表現する。


でも、時代がたつにつれて、表現はコンテンツ化している感じもする。

表現そのものが、コンテンツ化している、

という事例になりつつあるのが、今のアニメなのかもしれない。


だから、表現方法の一つでしかないけど、

フルではない、リミテッドアニメの独特な感じとか技術力とか見せ方とか、

そういうものを知ってもらうのもあるんだろうか。

または、表現方法を最大限に活用した

広告としての道が最適としてみるほうがよいのか。

どちらもあるように思える。

別にターゲットは日本じゃなくても、

「世界の何か」を知ってもらう媒体として期待するのもありなのかもしれない。

この辺りはもっといろんなものをみて眺めてみつつ、俯瞰して捉えるといい気がする。


最終的には、実際にそういうものを出してみて、
どうなのか?

というものをやってみないとわからない。

実写の映像であれば、

雑な言い回しになるけど、誤解を恐れずに言えば、

とりあえず撮ってみて、出すということはできるけど、

アニメの場合は、作る工数が圧倒的に多いからこそ、その気軽感は実写より少ない。


工数が多いなら、絵コンテとか出して作る過程を見せながら、進めたらいい、と思うかもしれない。

確かにそういうものは自主制作で関わらせてもらったし、

当時はそれはそれで反応もあったので、

作ってる側、それを客観的に見てるものとしては面白かった。


そういうのもありなのかもしれない。

時代性としてはいいのかもしれない。

 

実際に

「この世界の片隅に」

では、クラウドファンディングの支援者向けだけに

一部そういう制作過程のシェアもあったように聞く。

負担が大きいことを懸念するなら、

尺を少なくすれば、その負担は減るだろう。

最終的に作るにしても、

もう少し全体を眺めつつ、丁寧に考えて、色々見えてきたら、何か形を作りたい。

久々の投稿で、ちょっと思考が回らぬ。